人生の分岐点。

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「何者かになりたい。」


これってある程度歳を重ねると湧いてくる感情なんだろうか。

私は今34歳、19歳からずっと同じ会社に勤め続けて来た。
勤続年数15年、ずっと全力で向き合ってきた毎日を思うと、それはそれですごいとも思うし、
宝物と言うには小恥ずかしいけど、誇らしさは持っている。

でも、何者でもないわたし。

そんな気持ちがここ数年ずっとついて回っている。

15年かけて、培ってきた仕事でのスキルは”その仕事”でしか発揮できないものなのだ。
同じ業種なら、違う現場でもそのスキルを活かした仕事はあるにはあるんだろうけれど、
今の職場以外の場所では、わたしはそのスキルを使うつもりはない。

今の職場が昔からの憧れの場所であり、今私は夢の場所で仕事ができている。

ただ、

やりがいが源になって楽しく働けている今、とは裏腹に未来への不安は年々大きくなっている。

つまりは、セカンドキャリアに繋げることが難しい仕事なのである。
60歳が定年、その年まで頑張ったとしてそのあとは?

そして私は時給で働いてる契約社員なので、退職金がない。
今できる範囲の積み立てはしているが、きっと定年後も働かないといけない。
贅沢とは言わなくても少しゆとりのある生活を土台にしたいし、
趣味や学びを楽しみたいって思うとやっぱりお金は必要。

そして人生の終わりに、良い人生だったなぁと思いたい。

お金が全てとは思わないけど、好きな生き方をするにはお金は大事。
夢とお金は切り離せられない。

考えられる選択肢は???

私は大きな分岐点にいる、2025〜2026が勝負。

①60歳の定年まで現職を続け、その間にブログ等の副業で副収入を構築する。
給与は安定しているため、NISAで積み立てつつ。退職金に変わる資産を作っていく。
ゆとりがあれば、突き詰めたい別のスキルを学び今後の強みにする。

②老後も続けていけそうなスキルを修行するために転職する。(再来年の35歳のタイミング)
憧れていた料理人、第二の夢である、美味しいものをたくさん作るおばあちゃんに近づくために現場経験でスキルをつけていく。定年後も年齢を問わないスキルがあれば生きていく強みになるのではないか。
最大のリスクは給料低下により実動時間を増やさなければならないこと。
実動時間が増えることによる疲労、家族時間の減少。



ちなみに、
わたしの今の住まいには、パートナーのスーさん(女性)、10才の猫2匹、6才の猫1匹。
シニアに入った猫たちも今は問題なく健康でいてくれているけれど、
今後のためにいつ何があっても最善の選択ができるような資金を確保していくことも必要だ。

現実的には、
①の方が金銭面への不安は少ない。生活レベルを維持し日々の楽しみを味わうゆとりもありつつ、
未来に必要な資金を積み立てていける。

引っかかるのは、気持ちの方。
腹を括って定年まで、と思っていても仮に40歳を超えてからやっぱり転職しようと思っても
中々に難しいのでは….。
一度きりの人生、今の職場だけしか知らずして良いのだろうか。
いろんな景色を見てみてみたら、違う自分にも、新たな出会いもあるかもしれない。
そんな本音も心の奥から聞こえてくる。

進む方向がわからなくなったら、

人生の中で大きな舵をきる瞬間って、みんなどうやって決断してるんだろう。
不安がない決断なんてないんだろうけど、良かったか、失敗かなんて後にならないとわからない。

というか、失敗と思えば失敗だし、
「良かったと思えるまで諦めないで続けるだけ」なんだよねきっと。
そしたら失敗なんて起きない。

わたしは、わたしのことがまだよくわかっていない。
何が好きで、何に心が動くのか、寝るまも惜しんで考え続けたいことってなんだろう、とか。

今はとにかく、文字を書き続けて自分を知って、
興味があることを片っ端からしていくことかな。
もしかしたら想像の範囲外に、運命の出会いがあるかもしれない。

迷ったり、停滞してるなと感じる時こそ、足を運んで知りに行く。
うん、そうだった。いつもそうやって、運を動かして来たんだった。
必要な時に、必要なことがやってくる。
大事なのは、自分が止まらないこと。

立ち止まって悩むのは、進む前の兆し!

写真はカンパーニュにクリームチーズを塗って、フライパンでソテーしてシンナリさせたリンゴに、
シナモンシュガーをかけた簡単だけどリッチなトースト。胡桃をぱらっとしても良い。
シナモンの香りに、眉間にこもった力がほどけた。

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